「出発地は晴れ」「目的地が天候不順」のヘリコプターフライト。実際のケースを体験してきました。
「出発地は晴れ」「目的地が天候不順」のヘリコプターフライト。実際のケースを体験してきました。
皆さま、こんにちは、エコヘリです。
先日、美味しいカツオを求めて、高知県にヘリコプターで行くプランを実行する予定でした。
フライト前日、出発地である京都は雨でしたが、天気予報では当日の早朝には止むとされていましたので、フライトはできると期待していました。
一方、目的地の高知はというと、1日中雨予報。。。
こういうケースの場合、一体フライトはどうなるのか、ありのままの記録をお伝えします!
エコヘリでは、フライトできるかどうかを前日に運航会社が天候に問題ないかを判断し、その結果をお客様に報告しています。
今回、前日の時点で、運航会社からは「フライトは厳しい」と言われていました。。。
「フライトの可能性があるとしたら何%くらいですか」と、お聞きしたところ「20%くらいです」とのこと。
「20%の可能性があるなら、もしかしたらフライトできるんじゃないか?」と思い、少し期待を持って「当日の早朝までフライト可否の判断を待ってもらいたい」とお願いをしました。
フライト当日の早朝、運航会社の判断は以下の通りでした。
- 京都から飛ぶことは可能
- 高知へは近くまで行ってみないとわからない
- フライトを試みることはできるが、目的地に行けないと判断した場合は、途中で京都に引き返すことになる
京都はすっかり雨が止んでいたため「本当に高知まで行けないの?この調子なら行けるのでは?」と、少し疑問を抱いてしまいましたが・・・
運航会社が、フライト途中で運航不可と判断した際は、京都に引き返すとういう上で出発できました。
【8:30】京都ヘリポート出発
▼機体のご紹介
今回、利用した機体は以下の通りです。
【R66(定員・4名)】
【BELL505(定員・4名)】
京都上空は、曇ってはいたものの風もなく、飛行する上で何の問題もなくフライトできました。
高知方面へ進むにつれ、海が見えてきました。
だんだんと高知に近づくにつれ、雨がぽつぽつと機体に降りかかり、厚い雲と濃い霧に覆われた風景が向こう側には広がっていました。
BELL505と無線で連携をとりながら、何とか行けないかと様子をみながら模索してくれています。
しかし、徐々に霧が濃くなり、目視で目的地まで安全に飛行できる状態ではありませんでした。。。
※ヘリの運航は、パイロットが目視できる天候状況であることが条件となります。
パイロットの提案で「ヘリの燃料の補給もかねて、いったん、徳島飛行場で給油し、天候の様子をみて落ち着いたら再挑戦してみましょう!」となりました。
ということで、引き返して徳島飛行場へ向かいます。
※今回は悪天候が予測されていたため、事前に空港の着陸許可を得ていました。
【10時20分】徳島飛行場到着
給油に1時間(1機につき約30分)ほどかかりますので、それまで空港で待機します。
空港の前には阿波踊りをしている様子の銅像を見られますよ^^
天候も一向に良くなる兆しが見えないため、このまま徳島で夕方まで観光するか、もう一度高知に行くのを試みようかと悩んでいたところ、パイロットから連絡が。。。
気象レーダーを確認したところ、徳島にも大雨が近づいているとのこと・・・
このまま徳島にいると京都に帰れなくなるため、今回は高知へのフライトは断念し、京都へ帰ることに。。。
給油が終わるまで、30分ほどありましたので、空港内で名物の「徳島ラーメン」を食べました♪
さて、ラーメンを食べ終わり、ヘリコプターの場所まで移動中、空港の電光掲示板を見ると、ほとんどの飛行スケジュールが欠航に変わっていました。
飛行機が飛べないほどの大雨がやってくるのなら、ヘリコプターが運航できなくなるのも当然です。
ヘリに乗り込み、すぐに京都へ出発です。
目の前を飛行機が通る光景をタイミングよく目の当たりにすることができました。
空港でしかできない貴重な体験です^^
帰りのルートは、淡路島、明石海峡大橋を渡り神戸を通って京都に帰ってきました。
徳島飛行場から京都ヘリポートへは、約1時間ほどで到着。
【12:40】京都ヘリポート到着。
BELL505が着陸するまで、R66は近くでホバリングしながら待機しています。
さて、今回のケースのように出発地の天候が良くても目的地の天候が悪い場合、フライトを試みることは可能です。
しかし、「途中で引き返す可能性があること」をご了承ください。
なお、フライト中に目的地を変更することはお受けできないとお考えください。
今回、給油が必要となる可能性を予測した上で、徳島飛行場へは運航会社があらかじめ着陸許可を得ておりました。
そういった「あらかじめ着陸許可を得ている」場所につきましては、そこを目的地として利用されることは可能です。
※そこからの交通手段はご自身でお手配をお願いいたします。
以上、今後のフライトの参考としていただければと思います。
なお、今回のフライトにあたって、エコヘリ価格でかかった料金については以下の通りです。
※ヘリコプターの料金体系は2022年1月の料金改定に伴い、表示価格より5%値上がりしています。
▼料金について
R66(定員・4名):150分×単価123,750円/h=309,375円(税込)
BELL505(定員・4名):150分×単価134,750円/h=336,875円(税込)
入会のながれ、入会金等は以下をご覧ください。
何かご不明な点、ご質問がございましたら、以下よりお問い合わせください。
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